|
たぶん撮影上の光の方向の問題で実際とは矛盾した歩き方をしている。
カルナック神殿。映画「ナイル殺人事件」の面々はラムセス3世神殿と第2塔門の間からカルナック大神殿の中に入ってくるのだが次のシーンでは、なぜか、第1塔門から中庭の雄羊の列を見ながらさっき入ってきたラムセス3世神殿に向かって歩いている。
柱の間には第2塔門から入っていくのだが、次の柱の間から撮っているシーンでは、柱の間の北東側に開いた入り口から入ってきている。後ろに第1塔門が見えないだけでなく、その前のシーンでは登場していないヤシの木がしっかり写っている。軸線の通路の上に無いはずの梁が渡っている。
柱の間で二人のそばに石が落ちてくるシーン。柱頭部のかけ具合からみて、第2塔門から入ってすぐ右の1本目の柱。犯人はいったん戻り、雄羊の向かい側にあるセティ2世神殿の裏、第1塔門の付け根辺りから階段を上って壁の頂部へ。ここで問題がある。犯人は壁の上を第2塔門の方向に向かっているが、石を落とす柱の上に行くには、第2塔門の上の少なくとも約5m離れている部分を飛ばなければならない。
それにしてもあの大きさの石、重機でも使わないと動かない。
さて、驚きながらも無事だった二人はアブシンベル神殿へ、映画では「せいぜい2〜3時間よ」といっているが、ここルクソールから400kmは離れている。夕刻までに船に戻るには、飛行機でも無理だ。どうして、あの場面で登場させる必要があったのだろうか、ちょっと疑問。
<☆彡解説>
|